日本の古本屋は三千冊あれば商売ができるそうだ

こういうタイトルを書くと、まずわかる人はわかるもので、泣く子も黙る植草甚一流。そのままを『ぼくのニューヨーク案内』から引用しました。

僕は二万冊ばかり本を持っている。売っちゃったほうがいいよとアドバイスされると、そんな気持にもなるが、どんな本でも、どこかしら関係し合ってくるので、またしまっておくのだった。そんな本のなかで長いあいだ暮らしてきたので、本屋にいると一万冊単位で計算ができるようになっている。日本の古本屋は三千冊あれば商売ができるそうだ。なるほど本屋で見回すと三千冊ぐらいだろうと思う店が多い。(植草甚一 『ぼくのニューヨーク案内』 晶文社

植草さんの二万冊もすごい。登録が少し滞っていましたが、三千冊をめざして、また登録したいと思います。

ぼくのニューヨーク案内

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