雨に読書、心に太陽

今週も天候が芳しくない。週刊予報は東京曇りまた雨。晴れの日がないかもしれません。そうなると、なんとなく気分もどんよりとします。天気という自然ばかりは致し方なく、しばらくは天気と我慢比べです。

こんな日は静かに読書をということになります。TVでも映画でも音楽でもいいのですが、私はやはり読書。周りには本が積みあがっています。これを少しずつ崩していかなければ、そのまま積読だけの未読本になってしまいます。

最近本棚を購入して、本を整理してみますと、背表紙が見えることがどれだけ見晴らしのいいことかを改めて実感しました。題名や著者から想像力が刺激され、つながりが見えるようになります。

それが見えないと、何がどこにあるのかもわからず、同じ本を何冊も買うことになります。冊数が多いのでダブリは仕方のないことですが、同じ本が3冊となると、話が別。自らの記憶力に自信がなくなります。

しかし、これからは背表紙が見えますので、同じ繰り返しはなくなるとは言いませんが、少なくなると思います。そして、また新しいつながりで、読書を愉しむことができます。

そういえば、植草甚一さんがこんなことを話していました。われわれがブログでやっていることもこういうことなのかもしれません。最後の「あなた」がいいですね。

『いったい、一日にどれぐらい読むんです?』
『一冊か一冊半かな。いつだったか五日間すわったきりで読み続けたら、自律神経失調症になってしまって・・・・・読みすぎもいけませんな』
『それほど本が好きになるコツって何ですか』
『本の好きな友だちをつくることですよ。食べものとおなじで、おいしいと言い合ったとき、はじめておいしくなるように、本も面白いねと言い合って・・・・・それがなによりですよ、あなた』
植草甚一 『ぼくの読書法』 p11 )

ぼくの読書法

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