石岡映子さんの装幀本

今日は本を整理していて、意外な人名を発見して、驚きました。本をグループ化するなかで、筑摩書房の本をまとめていました。その中に1960年代後半から70年代前半にかけて出版された評論シリーズがあります。
例えば。


この評論シリーズはハードカバーで、パラフィンがけ、函付きで、しっかりとした装幀でした。この装幀者があの石岡映子さんであったとは今回初めて知りました。たまたま奥付を見たら、石岡さんの名前を見つけ、なるほどと頷いたしだいです。
石岡さん自身、グラフィックデザイナーから世界のアートディレクターになった人です。まだ石岡ワールドを確立する前ですが、それでもこの装幀者が石岡さんといわれて、やはりらしいと思うのは私だけでしょうか。
また、この筑摩書房の評論シリーズを蒐集したくなります。このシリーズ、内容は難しいのですが、書棚に並べると、見た目かなり自己主張します。それがいい。