岡鬼太郎『三筋の綾』より

出久根達郎さんが日経新聞連載の「書物(ホン)の身の上」で作家・岡鬼太郎を取り上げていました。芸者入門書『三筋の綾』を書いています。そのなかで、遊びの秘訣について次のように記しています。遊び、その原点は今も昔も変わりません。

遊びの秘訣、好かれようと思うな、嫌われまいと思えというに在るので、これを守れば気障にならず野暮にならず粋も通もこれから自然に解りますち´´や

 

高ぶらず如才ながらず、何処から何処まで平々凡々仲の良い友達と遊んでゐる気になって遊ぶが遊ぶの極意