若松英輔「手仕事としての読書」

若松英輔がツイートで「手仕事としての読書」について書いていました。各自の「手仕事」は各々ちがうものです。

言葉は、心の糧になります。食べ物が身体の糧であるように、言葉は心の糧なのです。読書は、食事ととてもよく似ています。

人それぞれ読書の仕方も違います。線引であったり、付箋を付けたり、印象深く感じた箇所をメモしたり。

なかでもノートに書き写したりすると、そのノートが「あなたのこころの日記」になると言います。

このノートを作ることで、「早く読む」「多く読む」読書だけでなく、「じっくり読む」「深く読む」ことを経験できると思います。

速読・多読ばかりが良い読書だという本も多いなかで、こころに止まったことをメモする遅読・深読も読書のひとつの仕方です。

手を動かすという点では、読書も「手仕事」。コピペでなく「手」で書き写すこと。これもしっかり本を読む方法のひとつです。