映画『カフェ・ソサエティ』を見て

ウディ・アレン監督が、「シネマトゥデイ」で映画『カフェ・ソサエティ』について次のように語っていました。

 劇中ボビーが「人生はサディスティックなコメディーだ」と語るシーンがあるが、アレン監督は「人生はコメディーなんかじゃないよ。人生は悲劇だよ」とさらり。「つまり僕らは、それを何とか笑えるように最善を尽くしているということなんだ。なぜなら、それ以外の方法がないから。いつも落ち込んで、悲しんでばかりいたくはないから、いつだって明るい方を見ようと、笑いを見いだそうとする。だけど僕は、人生は笑えるものだとは思っていないんだ。人生というのは、ものすごくシリアスで、ものすごく悲しいものだと思っている」。

これは1930年代のハリウッドとニューヨークを舞台としたラブコメディです。筋書きも、予想外の展開から、またさらに発展し、愛について多くのことを教えてくれます。

また、ウディ・アレンの人生についての考え方も、そこかしこに散りばめられています。見終わった後、いつもながら生まれ、愛し、死ぬことについて考えさせられます。

ウディ・アレンは「人生というのは、ものすごくシリアスで、ものすごく悲しいもの」だといいます。そして、あなたの人生は?と軽く深く問いかけています。