鷲田清一『哲学の使い方』(岩波新書)

鷲田さんは、この新書のなかで、哲学とは何かについて語っています。その際、メルロ=ポンティの次の文を引用しています。

哲学とはおのれ自身の端緒が絶えず更新されてゆく経験である。

鷲田さんはこの文を再三再四引用することで、メルロ=ポンティへの共感を表しています。それだけ語るに価する一文なのです。

人生はいつもちぐはぐ (角川ソフィア文庫)       哲学の使い方 (岩波新書)