2017-01-22 鷲田清一『哲学の使い方』(岩波新書) 鷲田さんは、この新書のなかで、哲学とは何かについて語っています。その際、メルロ=ポンティの次の文を引用しています。 哲学とはおのれ自身の端緒が絶えず更新されてゆく経験である。 鷲田さんはこの文を再三再四引用することで、メルロ=ポンティへの共感を表しています。それだけ語るに価する一文なのです。