山口瞳「男性自身シリーズ」は作家の大河小説でした

日本経済新聞1月7日夕刊「文学周遊」で山口瞳さんの「年金老人奮戦日記」(東京・国立市)を取り上げていました。

編集委員の中沢義則さんは最後にこうまとめています。

1614回、毎週続けた「男性自身シリーズ」の中のこのエッセーは93年12月31日に終わり、山口は1年8ヶ月後に逝く。最後まで書き継いだ、このシリーズは、この作家が自分自身を愚直に掘り下げた大河小説だった。

山口さんの「男性自身シリーズ」がそうした大河小説であったとは、なるほど!と納得したしだいです。


年金老人奮戦日記 (男性自身シリーズ)