栢木博さんの『デザインの教科書』より
Memo 117
<繰り返しになるが、重要なのは、災害や安全をテーマとした「生き延びる」ためのデザインが、少しでも「快適」な生活の実現を目的にしているということを意識することだ。そこには無数のアイデアとエレガントなデザインが実現するはずである。災害時だけではなく、日常生活においても快適さを実現するデザインは、わたしたちをサヴァイヴさせるだろう>。p117
そのためにはミッシェル・ド・セルトーのいう「日常的実践」が必要になってきます。この「日常的実践」とは「消費者が押しつけられたものを自分のものにつくりかえてゆく実践」なのです。
栢木博さんの『デザインの教科書』(講談社現代新書)を読んでいて、生き延びるためのデザインとミッシェル・ド・セルトー「日常的実践」について、もっと知りたくなりました。