6/12付毎日新聞の「本・書評」より

今日のネット巡回のなかで、特に6/12付毎日新聞の「本・書評」が充実していました。毎日新聞の場合はログインせずに5本まで無料で読めます。ぜひ読んでほしい記事です。(ほかにも、紹介したい記事があったのですが、5本の上限をオーバーしてしまいました)。

(1) 蜂飼耳「今週の本棚・この3冊 現代詩の魅力」
(2) 堀江敏幸・評 『武満徹・音楽創造への旅』=立花隆・著

前者では蜂飼さんが、「今週の本棚・この3冊 現代詩の魅力」について、次の3冊を挙げて書いています。これだけでもかなり刺激的な選書で、ぜひ読んでみたいと思います。

<1>サンチョ・パンサの帰郷(石原吉郎著/思潮社/2592円)
<2>近代詩から現代詩へ 明治、大正、昭和の詩人(鮎川信夫著/思潮社・詩の森文庫/1058円)
<3>戦後詩 ユリシーズの不在(寺山修司著/講談社文芸文庫/1404円

サンチョ・パンサの帰郷 (思潮ライブラリー・名著名詩選)      近代詩から現代詩へ―明治、大正、昭和の詩人 (詩の森文庫 (004))      戦後詩 ユリシーズの不在 (講談社文芸文庫)



また、後者は立花さんの大著ですが、堀江さんがそれを書評しています。堀江さんは数多く書評を書いていますが、立花さんの本を取り上げたのは初めてか?それより、なにより、問題はこの本を読み切れるかどうかです。

日曜日の朝は朝刊の読書欄から始まります。いい書評を読むと、書評の本を見に、午後は書店に出かけたくなります。この本を読んで、あの本を読んでと想像するだけでも、楽しさが倍加します。今日はいい日曜日になりそうです。

武満徹・音楽創造への旅