「webちくま」のリニューアル

先日の記事でも書きましたが、「webちくま」が全面的にリニューアルされました。トップページを見て、一目でその変化に気づきます。また全体構成としてもいままでとはちがう印象を与えます。

執筆者や記事も筑摩らしさがそこかしこで感じられます。ちょっと硬い内容も、らしいといえばらしいのです。筑摩のファンなら、このくらいの硬さがないと、どうも歯ごたえを感じないという人も多いはず。

そこで、ひとつ提案です。出版各社のサイトも「webちくま」のように全面更新できないのかと。一社でムリならば、数社合同でもいいと思います。本に関心をもってもらい、本を買ってもらい、本を読んでもらうためにこそ必要なのです。

そのために、「webちくま」がいいモデルです。このモデルをたたき台として、各社の新しい読書サイトを創設してもらいたい。そうしたなかから、新しい本が生まれると思います。

まずは、そういう独自の場 (サイト)づくり。次にいいテーマ、いい書き手を、どういい読み手につなげるか。確かに厳しい状況ですが、いま問われているのは各社の革新的な編集力です。