野口冨士男さんを知る3冊

dマガジンの各雑誌特集、記事、コラムを読んでいると、いままでt立ち読み?していたものがほぼ読めます。読んでいると、あんな人がこんなコラムを、こんな人があんなコメントを書いているのに驚きます。

例えば、「週刊新潮」3月31日号に掲載の川本三郎さんの書評。川本さんが今回取り上げているのが野口冨士男さんの『少女』(『なぎの葉考 少女 野口冨士男短編集』講談社文芸文庫 所収)という作品。この作品は未読ですが、川本さんの紹介で、読んでみたくなりました。

 いじらしい。野口冨士男は愛読している作家。評論『わが荷風』と随筆『私のなかの東京』は座右の書。

これは川本さんの最後の文章です。何がどう「いじらしい」かはこの書評か、『少女』を読んで下さい。そして、川本さんがおすすめの小説、評論、随筆の3冊を読めば、野口さんの人となりがわかります。

風の系譜 (講談社文芸文庫)     なぎの葉考・少女 野口冨士男短篇集 (講談社文芸文庫)     しあわせ/かくてありけり (講談社文芸文庫)


わが荷風 (岩波現代文庫)     私のなかの東京―わが文学散策 (岩波現代文庫)     作家の手―野口冨士男随筆集 (ウェッジ文庫)