3月の新刊文庫、金子光晴老境随想2冊


自由について - 金子光晴老境随想 (中公文庫)        じぶんというもの - 金子光晴老境随想 (中公文庫)


1.『自由について』(上記 左)
戦争に対しては、ビタ一文支払いたくないのが本心だった……戦後四半世紀を経て、自らの息子の徴兵忌避の顛末を振り返り、複雑な親心もまじえて語る「徴兵忌避の仕返し恐る」ほか、戦時中にも反骨精神を貫き通した詩人の天邪鬼ぶりが溢れるエッセイ集。 解説 池内 恵

2.『じぶんというもの』(上記 右)
友情、恋愛、芸術や書について――波瀾万丈の人生を経て老境にいたった漂泊の詩人が、人生の後輩たちに贈る人生指南のエッセイ集。巻末イラスト・ヤマザキマリ