原武史さんの『潮目の予兆』(みすず書房)

いつもツイートとブログを読み、気になる記事を紹介しています。まったく記事のない日もあれば、多すぎる日もあります。記事のあるなしは一巡してから一喜一憂することになります。

文庫は毎月太洋社の「文庫発売予定一覧」を見て、チェックしているので、ミスはないと思います。しかし、新書や単行本をすべてチェックできないので、ネット巡回しながら注視しています。

それでも、すべてをチェックできるわけではありません。当然漏れも生じます。それをフォローするために書店(東京神保町の東京堂書店など)の新刊コーナーめぐりも欠かせません。

上手く確認できればいいのですが、できない場合は1年後に知るという場合もあります。そうした見逃しがないよう、アンテナの感度はできるだけ上げておく必要があります。

例えば、今日のブログ巡回で次の一冊を発見!

<本書は、2013年4月1日から2015年3月31日までの2年間、『みすず』誌に連載された「日記」を一書にしたものである。大学人としての仕事や作家として執筆に追われながら、政治学者として世の動向を分析し、皇室の動きを観察し、鉄道旅行をする。日常から時代を解読する試み。 (「BOOK」データベースより)>

かつて原武史さんの日記を当ブログでも取り上げましたが、8月に『潮目の予兆』(?)という書名で出版されました。今日のブログ巡回で見つけなければ、そのままスルーしていた一冊です。今月の購入本としてメモしました。


潮目の予兆――日記2013・4-2015・3

なぜ人は他の人の日記を読みたいのだろう。
読んだからといって、さして日常がかわるわけでもない。
ただ日常を追認することで得られる安心感こそ、
日記を読む動機か。