坪内祐三「文庫本を狙え!」

坪内祐三さんの『週刊文春』4月9日号「文庫本を狙え!」では、木下彪『明治詩話』(岩波文庫)を紹介しています。この文庫の内容は以下の通りです。

<明治時代、坪内逍遥ら西洋の影響を受けた新しい文学が始まった。しかし、当時広く読まれていたのは漢詩文だった。本書は、漢学者・木下彪(1902―99)が忘れられた明治の漢詩文の再評価を提唱した評論。大沼枕山、森槐南らの作品を紹介しながら、明治前期の世相風俗や日中漢学者の交流を描く。[注・解説=成瀬哲生] >

明治詩話 (岩波文庫)