中国の風習「九九消寒」

2015年01月22日 山陽新聞滴一滴」より

< 大寒から節分までのこの時季は寒さが最も厳しくなるころとされる。寒さの続く日々を一日ずつ数えて乗り越えながら、やがて訪れる春を待つ―。そんな中国の古い風習が「九九消寒」だ 9枚の白い花びらがある梅のような花を9輪描く。冬至(12月22日ごろ)から毎日1枚ずつ花びらに色を塗っていく。81日たてば、全ての花びらに色がついて満開となる。暦は3月10日すぎ。季節も春を迎えるというわけだ>

一枚一枚春への思いを託し、花びらに色を塗り、一日一日厳寒に耐え、めぐる季節を待ち望む。こうした春の待ち方もいいと思います。