これが日本の「おもてなし」

今日12/4の西日本新聞の「春秋」はお酒の話から書き始め、<酔いがさめたときに手元に残る「巨額財政赤字」という飲み代のつけが怖い>と結びます。

記事の中に<日本酒の飲用温度にはもっと細かい区分や呼び名>があるそうです。区分の細かさもさることながら、洒落た呼称なのです。

<ある目安では、常温の「冷や」(20〜25度)から温度が上がるにつれ「日向(ひなた)燗」(30度)「人肌燗」(35度)「ぬる燗」(40度)「上燗」(45度)「熱燗」(50度)「飛び切り燗」(55度)となる>

<冷たい方は「涼(すず)冷え」(15度)「花冷え」(10度)「雪冷え」(5度)に。風情のある呼び名をさかなに一杯やるのも一興だ>

これだけの区分と呼称こそ、相手への気配り=「おもてなし」なのです。そう考えると、今まで以上に、日本のサービスの奥深さを感じるとともに、これが日本の「おもてなし」だと思います。