福岡伸一さんのエッセイ「芸術と科学のあいだ」

これで2度目になりますか。福岡伸一さんのエッセイを取り上げるのは。毎週楽しみにしているのが、日経新聞の日曜版に掲載の「芸術と科学のあいだ」です。

直近では10/12のブログ「ファーブルの昆虫への思い 」で福岡さんを取り上げました。

また再び、今回は北斎を取り上げていました。タイトルは「北斎、瀑布にベクトルを見いだす」。

冒頭、こう言います。

<本来的に止まっている絵の中に、時間の流れを表現為る。一見、矛盾するこの難題にチャレンジした先駆者たちに心から敬意を表したい>。

続いて、滝にベクトルを見、デザインを語り、最後にこうまとめます。

<デザインの目的が商業的訴求であるとすれば、北斎は類いまれなグラフィックデザイナーであったのだ>。

ここで、読者はデザイナー北斎の謎解きのために、このエッセイを再読することになります。詳しくは一読を。

これもまた必読の連載になりそうです。