人材のグローバル化を！

「ダイヤモンド」vs「東洋経済」！　経済誌双璧比べ読み（2月第4週）
「10年後、税理士や事務、営業などはなくなる？　デジタル失業の時代が到来」からのメモ。（原文はこちらを）

１．　雇用はこれらの高所得を得られる創造的な職場と低賃金の肉体労働に二極化され、それ以外の中間層の仕事は急速にコンピュータに置きかえられる。それが、現在の総雇用減少の一因になっているというのだ。つまりデジタル失業の時代だ。

２．IT革命の影響で恩恵を受けているのは高度スキルの人材だ。コンピュータ科学者やデータ科学者、プログラマーなどのハイテク分野の仕事で、アマゾンやアップル、フェイスブック、グーグルの社員は学歴もスキルも非常に高い。

３．　一方で、コンピュータのおかげで文書事務が減ったことが一因で、事務や秘書、営業といったホワイトカラーの仕事が減っている。また、計算ソフトのおかげで、ソフト開発会社は儲かるが、会計士、税理士の需要はこの数年で8万人も減っている。

４．　これまでは「テクノロジーは起業と雇用を生む」と考えられてきたが、テクノロジーは起業を生み出すものの、雇用は生み出さないどころか、奪おうとしてしまうのだ。

５．一方で、新しい「仕事」はどういったものがあるか？　『part2 新しい「仕事」はどこにある？』で業界別に20年後に輝く職種を紹介している。転職支援サイト運営者によればキーワードは3つ。『IT、グローバル、環境などの社会問題』だ。

▶もうすでに世界の人材市場は完全にグローバル化しています。経営資源がグローバル化しているなかで、進度の差こそあれ、ヒト＝人材のグローバル化も避けられません。世界進出するための人材育成は最優先です。