ブックピックオーケストラの川上洋平さんの仕事

ブックピックオーケストラ川上洋平さんはブックセレクターの仕事をしています。この仕事、まだそれほど認知されているとは言えません。実は、私もこの記事で仕事内容を知りました。

川上さんはいままで本を楽しく読む仕組みを考えてきました。

例えば、新しい仕組みとして、<帯の言葉を考えてみるワークショップ"NO READ"や、本の印象的な一節だけが書いてあって、中にその文庫本が1冊入っている"文庫本葉書">等を企画してきました。今回手がけたのは新宿のシェアオフィスHAPONの本棚です。

その川上さんが仕事をやる上で大切にしていることについて次のように言います。(  )内は店主コメント。

<僕が仕事で大切にしていることの1つは、一回一回、面白いものを絶対にやるという意識。必要なら他の仕事をしてお金を稼いで、本の領域では、常に新しく面白いことを生み出していきたいという思いがありますね>。(なにより、このくらいの意欲が欲しい!)

<2つ目に大切にしていることは、10年先のビジョンを見ながら、いまを小さく刻むこと。大きな会社では10年後、20年後を見ることは当然やっているんですけど、個人でその視点を持って働いている人って、案外少ない気がするんですよね>。(無理のない範囲で、ゆるく続けること!)

<仕事で大切にしている3つ目のことは、自分を疑うこと。仕事をしていると、つい、自分の枠組みの中で考えてしまうんですよね。そのため、普段から自分の枠組みを越えるものに触れるようにしています>。(自らのフレームを常に揺さぶり続けること!)

これからももっともっと創意工夫、楽しく本を読む仕組みづくりをしてほしいと思います。また、仕事をやる上での3つのポイントは大いに参考になります。常にイノベーション、常に自己革新を!