朝日新聞「ロラン・バルトで考えるミニスカート」
朝日新聞 7/21 ニュースの扉 「ロラン・バルトで考えるミニスカート」(高津祐典)より。
< 気鋭の批評家たっだバルトが7年もの歳月をかけ、モード雑誌を読み解いたのはなぜか。東京大学桑田光平准教授(フランス文学・表層文化論)は「バルトは、社会がどのように「意味」を作り出しているかを明らかにするために、モードを取り上げたに過ぎない」と説明する。
たえず変化するモード(流行)という現象は、言語によって作られている。衣服そのものがモードを作るのではなく、衣服について書かれた言葉がモードを生み出している。バルトが「雑誌に書かれた衣服」を分析したのは、そのためだ>。
そして、<いまでも、「服を着ること」が「意味をまとうこと」になるのは変わらない>と言います。バルトはモードを通して、意味の成り立ちを解き明かしてくれました。