3月の岩波文庫 『茨木のり子詩集』刊行

3月の岩波文庫の新刊として 谷川俊太郎選『茨木のり子詩集』が刊行されました。現代詩人として谷川俊太郎さんに次ぐ2人目です。これはぜひ購入したい一冊です。

岩波書店はこの詩集をこう説明しています。

<戦後の現代詩を牽引した詩人で、「現代詩の長女」とも称される茨木のり子さんの詩集を刊行いたします。『対話』『見えない配達夫』『鎮魂歌』『人名詩集』『自分の感受性くらい』『寸志』『食卓に珈琲の匂い流れ』『倚りかからず』等々の代表詩集から、同人誌「櫂」以来の盟友である谷川俊太郎さんに110篇を選んでいただきました>。

<谷川さんと同じく「櫂」同人であった大岡信さんとの「対談」であり、茨木さんの甥御さんによる「茨木のり子略年譜」です。さらに詩人・作家の小池昌代さんに「解説」をお願いし、若い世代による茨木のり子さんの作品の読み方についてご披露いただきました>

という充実した内容になっています。

また、この刊行に伴い、<東京・世田谷文学館で、2014年4月19日〜6月29日まで、「茨木のり子展」が開催されます。期間中の5月17日には、3月の新刊『茨木のり子詩集』の選者・谷川俊太郎さんと、解説者・小池昌代さんの対談(要予約)が予定されています。お問い合わせ及び予約方法の詳細は世田谷文学館(tel.03-5374-9111 fax.03-5374-9120)まで>。


茨木のり子詩集 (岩波文庫)         清冽―詩人茨木のり子の肖像