安原顯さんの「ヤスケンの書評十戒」

年の瀬を迎え、大掃除を始めています。本や情報を整理していると、行方不明の本が見つかったり、意外なメモが出てきたり・・・。その都度中座してしまいます。掃除をしながら、不要な情報が何と多いことか、呆れてしまいます。

特にPCのなかが凄いことになっています。簡単便利 ( これがいけない!)で集めた情報が山ほどあります。年に一度?ではなく、最低四半期(3ヶ月ごと)ごと整理整頓はしたいものだと思います。できるできないはありますが。

その際気をつけたいのは保存の仕方。情報をどうグルーピングするか、これも大事です。大まか過ぎても、細か過ぎても困ります。各自の用途に合わせて、「適度」な仕分・・・(これがむずかしい!)・・・をすることが肝要です。

また何事にも「勘所」というものがあります。その当たり/外れが情報の有用/無用かを決めます。有用な情報は改めて整理し、無用な情報は潔く捨てる。ピンとこない情報はほとんど不要です。その判断にも思い切りが必要です。

今日明日で、自分の部屋だけでなく、家の清掃をし終えたいのですが、どうでしょう。天気、やる気、根気。果たして持続可能かどうか。それだけが心配です。

最後に、ひとつ追記しておきます。今日PCのフォルダーの整理をしているときに、安原顯さんの「ヤスケンの書評十戒」を発見しました。

( スーパーエディター・・・何事も過ぎることの多かったヤスケンさん・・・良くも悪くも言われますが・・・それがヤスケンさんです)。
出所はメモしてありませんが、なるほど!と考えさせられる書評十戒です。例えば、「8.自分のつまらぬ感想は綴らぬこと」はきつい一言です。一読下さい。

ヤスケンの書評十戒
選書の心得から、盛り込むべき内容、推敲までヤスケン十戒

1.ベストセラーや評判作、または愚書は取り上げない。
2.得意なジャンルを選ぶ。
3.著者の新刊と、他の本との違い。同じジャンルの他の本との違いについても書く。
4.著者が新人や、著名ではない場合、本と著書に関する情報について出来るだけ多く紹介する。
5.どこが「読みどころか」を簡潔に書く。
6.新刊の肝を、短い「引用」で伝える。
7.自分の寄って立つ立場を鮮明にせよ。
8.自分のつまらぬ感想は綴らぬこと。
9.読者が買いたくなるような内容と文章を。
10.書いたら、最低五回は推敲すること。声を出して読むのが望ましい。

ヤスケンの海