今年の冬は暖冬か、厳冬か

AERA」の情報によりますと、11月に入って(さらに12月も)一気に気温が下がった感があります。気象庁は今年の冬12〜2月は例年に比べて寒くなるという予測を9月に発表しました。では、地球は温暖化しているのに、なぜ寒い冬が続いているのでしょう。

東京大学の木本昌秀教授(気象学)はこれに対して、「ここ数年は温暖化が日本の冬が寒いことの要因の一つでした。北極付近の氷が溶け、周辺の大気の温度が高くなる」。その結果、大気の流れが変わり、日本に強い寒気をもたらす「シベリア高気圧」が拡大する配置になりやすいそうです。

さて今年はこの予測の通りになるのかどうか。相手は何と言っても自然ですから、一筋縄ではいきません。ですから、何とも言えませんが、木本教授は「これから本格的に温暖化することは間違いない」と断言しています。

長い目より目前の冬。果たして暖冬なのか、厳冬なのか。できれば、過ごしやすい暖冬であってほしいと思います。また今年は天候不順でいろいろなことが起きすぎました。2014年の始まりはおだやかに迎えたいと思います。