堤清二さんとセゾン文化

ツィートでも触れましたが、堤清二さんが亡くなりました。人が時を創り、時が人を創る。時が流れ行き、人は去り行く。そんな思いがします。各新聞を見て、朝日が取り上げ方がよかったと思います。

11/29の記事の中で、評論家の三浦雅士さんは次のように書いています。<三島由紀夫楯の会の制服をおくり、安部公房に舞台を与え、デパートで三宅一生の作品展をした。実業家の堤清二と、作家の辻井喬は密接に絡んでいた。セゾン文化は彼の作品。人生はすべて作品なのだと身をもって実現した面白さがあった>。

このセゾン文化については永江朗さんの『セゾン文化は何を夢みた』(朝日新聞出版)に書かれています。セゾン文化を知るためには必読の一冊です。いい本ですので、ぜひお読み下さい。

セゾン文化は何を夢みた