12月の新刊文庫

12月発売される各社の文庫の中から、これは思うものを2冊紹介します。一冊は三木成夫さんの文庫、もう一冊は高橋輝次さんの文庫です。ともに、このほかにも文庫化されています。

最近思うことは自分がいいと思う新刊文庫が年々少なくなっているということ。こればかりは、如何ともしがたく、そして誰もいなくなり、自らも終止符をということになります。

そうであっても、物事に対する好奇心は失いたくないものです。失ってしまったら、すべてが無味乾燥の事物に変わり、終止符が打たれます。

すでに今年3月に三木さんの本『内臓とこころ』が文庫化されました。また高橋さんの本『増補版 誤植読本』も今年6月にちくま文庫から発売されました。以下、既刊の文庫です。

内臓とこころ (河出文庫)        増補版 誤植読本 (ちくま文庫)