久しぶりの香港映画「ラスト・シャンハイ」

今日夕方、久々に六本木で香港映画「ラスト・シャンハイ」をシネマート六本木で見ました。映画の内容は次の通り。

これまで繰り返し映像化されてきた『上海灘』をかつて新旧TVシリーズで同じ役を務めたチョウ・ユンファとホァン・シャオミンをダブル主演に迎えて再び映画化するノワール大作。貧しい家庭出の青年がひょんなことから上海マフィアに入り、激動の時代を生きていく様を描く。裏社会を生き抜く主人公の青年期をホァン、中年期をチョウが演じる。

この映画は鳩も二丁拳銃も出てきませんが、香港映画らしい、チョウ・ユンファらしい映画でした。いろいろな映画を参考にしている点は香港映画らしい。まさにあの映画・・・例えば「カサブランカ」・・・のというのわかるのですが、それでもやってしまうのが香港映画です。

またいつもの激しい銃撃戦 ・・・ 裏社会を生き ・・・ 強い男と優しい男を演じ ・・・ 最後には忠義のために死ぬという点も、あの「男たちの挽歌」から一貫しています。まさにチョウ・ユンファらしい映画になっています。

ファンにとっては久しぶりの、たまらない映画であることは確かなのですが、主人公をひとりで演じ切ってほしかったとは、この映画を見たファンの共通の思いではなかったでしょうか。

しかし、チョウ・ユンファも50代。主演のアクション映画をみられただけでも良しとしなければと思いました。ファンとしてはらしい映画の満足は何事にも変えがたく、また見たい ・・・ みられるのかな ・・・ というのが率直な感想です。

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