9月の新刊文庫

9月の新刊文庫の発売予定一覧が掲載されました。そのなかで、気になった文庫は次の4冊です。単行本、新書の新刊にも期待したいと思います。

1.丸谷さんのこの1冊。いつか文庫になると思っていましたが、9月にようやく。これは丸谷さん入門の文庫として必読です。これ以外にも、『文章読本』(中公文庫)『思考のレッスン』(文春文庫)も併せて読みたい文庫です。

文章読本 (中公文庫)      思考のレッスン (文春文庫)      文学のレッスン



2.結局、いつものことですが、ちくま文庫が3冊ということになってしまいました。やはり相性がいいのか。かつては晶文社もそうでしたが、いまは筑摩書房でしょうか。最近晶文社も復活の兆しありとのことですが・・・・・。植草さんの文庫化を進めている? であれば、それは喜ばしい!ことです。

ぼくは散歩と雑学がすき (ちくま文庫)        いつも夢中になったり飽きてしまったり (1975年)



3.大村さんの文壇シリーズの1冊。これ以外に、文壇3部作(『文壇うたかた物語』『文壇栄華物語』『文壇挽歌物語』)があります。これは文壇を知るための必読の3つの物語でしょう。それにこれが加わる? 文壇4部作になるのでしょうか。

文壇うたかた物語 (ちくま文庫)        文壇栄華物語 (ちくま文庫)
 
 
 文壇栄華物語 (ちくま文庫)        ある文芸編集者の一生


4.すでに発売当初、単行本で買った本です。結構ムリして買った記憶があります。これと読み合わせてもらいたいのが、田中優子さんの『カムイ伝講義』。文庫を購入するかどうかは、その内容を見てからにします。

白土三平論        カムイ伝講義