今日の拾いもの

今日も相変わらず暑い一日でした。昼頃から湿度が上がり、べっとりとした汗が滲みました。まだ夏の暑さはいいのですが、梅雨のような湿気はどうもいただけません。気持ちまでもむしゃくしゃしてきます。

特に外出をすると、汗びっしょりになります。家に帰り、シャワーを浴びて、ビールを。これが夏の一日の締めとなります。そして、その一杯が格別であることは言うまでもありません。

今日は手元に3冊の本があります。今日の拾いものです。

まず、1册目と2冊目はすでにブログで取り上げた講談社文芸文庫編『大東京繁昌記 下町編』と同『山手編』。この2冊は<関東大震災から四年、復興へと邁進する東京の街を歩き、明治・大正を偲びつつ、新しい昭和の息吹を伝える名随筆>です。

3冊目は大人の本棚から山田稔散文選『別れの手続き』みすず書房です。目次を見ると、「ヴォワ・アナール」から「一枚の質札」まで13編の散文が1冊の本になっています。そして解説は堀江敏幸さんなので、解説から読みたくなります。( が、まずは我慢!)

今週は読みかけの本もあるのですが、この3冊も読みたいと思っています。

読みかけの本は岡崎武志さんの『蔵書の苦しみ』(光文社新書)。読みたい本ばかりが溜まり、読む気力が空回り、いま読書の苦しみを味わっています。これすべて夏の暑さと湿気のせいに違いありません。

別れの手続き――山田稔散文選 (大人の本棚)