本来の読書は自由なものだ

そのことが懐かしく思われるのは、現代が目的読書の時代だからだろう。本から何かを得るために、みんなが急いでページをめくっている光景が浮かんでくる。本来の読書はもっとのんびりしていて、自由なものだ。読まなければ死ぬというものでもない。その日の気分にあったものをその時々で選べばいい。(目黒考二『 酒と家庭は読書の敵だ。』角川文庫)

これを読むと、私も目的読書が多すぎる気がします。一番多いのは仕事の関係でという理由。こればかりは仕方ありません。でも、読書は本来もっと自由なものです。何かのためではなく、もっと気ままに読めばいいと思います。そんな好機がもうじき来ます。そう、夏休みこそ、積ん読本の山を崩したいと思っています。

活字浪漫        酒と家庭は読書の敵だ。 (角川文庫)
本書は平成九年七月、単行本『活字浪漫』
(角川書店)を改題し、文庫化したものです。


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