今日の拾いもの
昨日古本屋めぐりをして、いいものを拾いました。古本屋さんの店頭では見かけないので、見つけた瞬間、即手に取りました。それから本体を確認し、問題なし。経年のヤケは、古本なので仕方ありません。
いつも拾いものをするときに思うのですが、こうした偶然って、何なんでしょう。人の出会いも不思議ですが、本との、映画との、音楽との、絵画との・・・いろいろな出会いにこの不思議さを感じます。
いつも分かりきったことばかりでは面白くない。それも確かですが、でも、あの時、あの場所で、ああいう風に、どうして出会うのでしょう。それについて納得できる説明をしてくれる人がいるのでしょうか。
まさに予期せぬ出来事なのです。それを受入れ、それを理解し、それに感謝する。そうした対処しかできません。拾いもの、ゆめゆめ粗末にしてはいけません。また出会いを大事にするということも言うまでもありません。
[今日の拾いもの]
- 小沢信男『東京骨灰紀行』ちくま文庫
- ガストン・バシュラール『夢みる権利』ちくま学芸文庫