「ビル・カニンガム＆ニューヨーク」を観て

NYの名物写真家を追ったドキュメンタリー映画「ビル・カニンガム＆ニューヨーク」を観てきました。やはりよかった！

辛いこともあるでしょうが、そんなことはお構いなし、楽しい日々を過ごしています。過去から今に至る生涯の中で、今の顔が一番生き生きとしているのではないでしょうか。

これからも、同様に、世界のファッションを、ニューヨークのトレンドを撮り続けることでしょう。

できれば、これからもカーネギーホールの自宅で過ごせればよかったのですが･･･。それができなくなりました。それだけが気がかりです。

しかし、一日新しい家（あまり気に入ってはいないらしい）にいるわけではないので、いい家があるだけ良かったと思います。そう、彼の舞台はON THE STREETですから。

同時に思い出したのは映画「ハーブ＆ドロシー」です。郵便局員と図書館司書の夫婦が集めた現代アートのコレクターの物語です。

この二人もアートが好きで、現代アートを蒐集し、楽しんでで生きてきました。この映画も、普通の人でもそうした生き方ができることを教えてくれます。

今何より必要なのは楽しく豊かな生きること！ それは特別の人たちだけの特権ではありません。やろうとする意思と情熱があれば、誰しもこの特権を手に入れることができます。

好きなことをする。楽しく過ごす。それも笑顔で。ビル・カニンガムのような生き方、ハーブ＆ドロシーのような生き方、なんと素晴らしい生き方なのでしょう。心から拍手を！