杉浦康平さんのブックデザイン

5/7の朝日新聞の夕刊に「本をたどって」(編集委員・河原理子)という記事を見つけました。今回が1回目。どんな連載になるのでしょうか? 第一回はデザイナーの杉浦康平さんを取り上げていました。

杉浦さんの一番身近なデザインは講談社現代新書のそれでしょうか。杉浦さんのデザイン力があればこそ売れたと言ってもいいほど、あのデザインは衝撃的でした。(現在は担当が中島英樹さんに変わっています)。

それでもなお杉浦さんのデザインにこだわるのはその影響でしょうか。当時だけでなく、今に至るまで、デザインという分野に大きな足跡を残したひとりです。とりわけブックデザインについては言うまでもないでしょう。

その見出しが「表紙が、ざわめく」。 いい見出し! そうした本を見つけたら、すぐに手に取り、中身を見て、おそらく十中八九買ってしまうでしょう。表紙のざわめきが中身のときめきへ。(そんなふうにざわめきたつ本が少なりました) 。

最後に、杉浦さんは次のように言っています。<本をつくる輪が社会のなかにあって、そこにデザイナーもいた。デザインは、中身があって初めて生まれる。おむずびを一番おいしくする海苔みたいなもの>と言っています。

上手い、いや旨い!