12月新刊文庫より
12月の「文庫発行予定一覧表」を見ていて、気になった文庫は次の2冊でした。
今年は単行本も文庫も読みたい、買いたい本の数が減っています。こうした一覧を見ても、その数は2桁に届きません。かつては読みたい気持ちばかりが先行していました。
しかし、最近の意欲低下はどうでしょう。これは自分の問題だけでなく、今まで読んできた著者の減少、また時代とのズレもあるかもしれません。
今年も丸谷才一さんはじめ、多くの方々が亡くなりました。これは自然の摂理なので、それに従うばかりです。順次、私たちの上の世代がさらに減っていきます。
となると、文庫化されても、読まない。また単行本があるので、買わない。ということになります。
だからといって、本を読まないわけにはいきません。自ずと新刊ではなく、古本を読むようになります。となると、古本屋さんは生き残れる? であればいいのですが。