魚雷さんの「雑記」から

文壇高円寺 2012/09/10「雑記」で、荻原魚雷さんが かんべむさし著『むさし走査線』(奇想天外社、一九七九年刊)から次を引用して「それしかないなとおもう」と結んでいます。なるほど、そこまで考えるとそうだなと妙に納得してしまいました。

《「一人になって、食べていけますかねえ」
 「そりゃ、いけるよ」
 当然だという顔でこたえた。
 「食べなかったら死ぬからな。死にそうになって死にたくなかったら、動くに決まっているからば。動けば、とにかく食えるだろ」》


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