山村修『増補 遅読のすすめ』(ちくま文庫)

古本屋めぐりをしていて、山村修さんの『増補 遅読のすすめ』(ちくま文庫)が目に留まりました。「増補」とあったので、単行本の内容に多少追加されてものかと思っていました。それが大違い! 

目次を見ると、一部と二部とに分かれていました。一部は単行本の『遅読のすすめ』なのですが、二部は「本が好きになる本の話」で120ページ余りが追加されていました。そして「文庫版のオリジナル編集」と記されています。さらに解説はあの佐久間文子さんが担当しています。

この文庫のように充実した増補版もあります。ただタイトルから想像するのではなく、実際に中身を見てから判断すべきです。今日はぜひこの一冊から読み始めます。


増補 遅読のすすめ (ちくま文庫)