東京案内の本、2冊
ツィートでも触れた昨日買った2冊ですが、松山猛さんの『僕的東京案内』をパラパラと見ていると、この店もない、あの店もないと、ないないづくしの連続です。それもそのはず。この本は1983年に出版されています。
もう30年も前の東京案内なのです。例えば、本屋は2店しか取り上げられていません。ひとつは神保町の一誠堂書店、もうひとつは青山の嶋田洋書です。ともに健在で何よりです。
ツイートでも書いたように、松山さんの案内本の、もう一冊『僕的京都案内』も読んでみたい気持ちは変わりません。お店がどれだけ変わっているのでしょう。
小売としてお店が生き延びるのは本当に厳しい!
それを肌で感じます。お客様には笑顔で対しながら、内心は尋常ならざる気持ちなのです。どの小売も同じですが、そこをどうにか自力で切り開かなければなりません。
そう言えば、ガイドブックで、忘れてはならない本を思い出しました。JJこと植草甚一さんの『ぼくの東京案内』です。京都案内はないのですが、その代わり『ぼくのニューヨーク案内』があります。
NY案内はすぐ見つかったのですが、『ぼくの東京案内』がない!? 平積みの山の中に埋もれているのか。なければ、さら読みたくなる。そして気が急く。揺れはじめたら止まらない。
なぜ、そんなにこだわるのでしょう? 我執というものは本当に根深いものです。