坪内祐三さんが岡崎武志さんを「均一小僧」と命名した

坪内祐三さんの『東京タワーならこう言うぜ』(幻戯書房)を読んでいます。まだ途中なのですが、いつも通り、付箋が数多く立っています。

その中からひとつ。

あの岡崎さんを「均一小僧」と命名したのが、坪内さんでした。岡崎さん自身、小僧という年齢ではありませんが、呼称にはなにかしらの経緯があるものです。

 そうそう「浅野屋」の二階と言えば『彷書月刊』の「がっちり買いまショー」シリーズの第一回(一九九七年十月掲載)も一九九七年のとある土曜日に「浅野屋」の二階で行われたのだ。河内紀さんや、坂崎重盛さんや田村さん、そして月の輪の参加したその座談会で、司会者である私は、岡崎武志さんに向かって、「均一小僧(笑)。」と語りかけている。
 つまり「浅野屋」の二階は岡崎さんが均一小僧と命名された場でもあったのだ。p195


東京タワーならこう言うぜ
坪内祐三
『東京タワーならこう言うぜ』
(幻戯書房)