書き手の収入は今や125万円ですよ!

毎日jpの7/9夕刊で「特集ワイド:紙の本と電子本、どっちが好き?」というテーマで、渡辺恒雄さんと関川夏央さんを取り上げていました。関川さんは紙の本も電子本もという両用派ですが、それ以上に厳しい指摘をしていました。

それでも「紙の本は残した方がいい」と言う。「80年代までは好景気で、本を買っても読まない人が多かったが、90年代になると突然、本が売れなくなり、00年代以降は読む人すら買わなくなった。読者は今、読み物はタダだと思っているんです。書き手の収入は今や全盛期の70年代の4分の1、年収500万円だった人が今や125万円ですよ! どうやって生きていくのというレベル。書き手の生活、著作権を考えるとね」

これが現状。当たらずとも遠からずといってところでしょうか。それにしてもと思うのは私だけ? かりにこれだけの年収ダウンが生じたら、あとは何をか況んやです。本を買わない時代、書き手は誰に向かって何を書くのでしょうか。