横川の「峠の釜めし」

内田樹さんの今日のTwitterに次のツイートが掲載されていました。

長野から名古屋に向かうなう。長野駅には懐かしの「峠の釜飯」がありました!昔と同じ味でした。信越線の越後湯沢の前の停車駅、横川という駅で売ってました。列車の窓から首だして駅弁買える時代の話(^^)

一瞬、懐かしくなり、このブログに記事を書きました。私の実家は長野市で、長野から東京へ行くとき、また東京から長野へ戻るときも、「峠の釜めし」を食べるのが愉しみでした。

あの長野新幹線が出来てから、新幹線が横川駅を通らなくなり、それ以降、横川駅に立ち寄ることはなくなりました。しかしあの「峠の釜めし」は新幹線の車内や長野駅で売られています。

もっと印象的だったのは列車が横川駅に到着すると、販売の方々が深々と頭を下げ、「いらっしゃいませ」と言っていました。また、列車が出発するときにも、「ありがとうございます」と頭を下げていました。

それ一つとってみても、商売一筋の誠実さを感じていました。そこまでやるお店がほかにあったでしょうか。そしていまもあるのでしょうか。そして、いまでも横川駅ではそうしているのでしょうか。

(もし、そうであればいいのですが、そうでなくても、その所作は「峠の釜めし」の思い出とともに心に残っています)。

ネット検索をすると、「おぎのや」さんはまだありました。そのウェブサイトには次のように書かれていました。

「まごころ」を
「表ないし」というかたちに変えて、
味わい深い旅の思い出を届けたい。