内田樹さんの「Twitterとブログの違いについて」

内田樹『街場の読書論』(太田出版)を読了。ブログ/Twitterを読んでいるので、どこかで読んだ記事が多いのですが、改めて考えることが多くありました。

例えば、その中で「Twitterとブログの違いについて」はその違いを端的に指摘しています。まさに同感。

 Twitterは多くの場合携帯で打ち込んでいるが、これはアイディアの尻尾をつかまえることはできるが、それを展開することができない。指が思考に追いつかないからである。だから、Twitterは水平方向に「ずれて」ゆくのに向いているが、縦穴を掘ることには向いていない。そんな気がする。
 ブログは「縦穴を掘る」のに向いている。
 「縦穴を掘る」というのは、同じ文章を繰り返し読みながら、同じような文章を繰り返し書きながら「螺旋状」にだんだん進化を稼いでゆく作業である。

だから、Twitterとブログを各々使い分けるか、相互反映するか、いずれかが必要になります。内田さんはさらに「Twitterに書き付けたアイディアもそのあとブログにまとめておかないと、再利用がむすかしいこと」を指摘しています。

そこで、私の場合はブログ記事をTwitterに反映できるようにし、また逆に一日のTweetをブログに表記できるようにしました。これで、検索も再利用もできるようになりました。

内田さんは来年2012年からブログに時間を割こうと言っています。この点も同感。ツールとしてサイト(HP)、ブログ、Twitterとありますが、やはりブログを中心に据えるべきでしょう。

街場の読書論