五反田遊古会へ
今日、小雨が降ったり止んだりでしたが、五反田遊古会に立ち寄ってみました。天候に関係なく、来る人は来るものです。いつものように、中高年のおじさんたちが来ていました。
最近は「ブ」に行かなくなっています。面白そうな本や意外な本を見つけることが以前に比べて少なくなっています。確かに大当たりもあることはありますが、その確率も低くなっています。要は活用のしだいでしょうが。
本日の収穫は次の通りです。
- 飯島耕一『海の時間』読売新聞社
- 黒川創 『水の温度』講談社
- 足立和浩『笑いのレクチュール』青土社
- 小池龍之介『考えない練習』小学館
- 安藤忠雄『建築を語る』東京大学出版会
- 和澤晴夫『地震』中公文庫
- 野村胡堂『胡堂百話』中公文庫
まずは飯島耕一『海の時間』読売新聞社ですが、詩人の小説集です。何より、装幀が西脇順三郎+多田進さんです。
また、黒川創 『水の温度』講談社は隔月刊誌「グラフィケーション」に掲載されたもので、2年、12回の連載のうち、8回分をこの本に収めた。黒川さんの二十代の作品は『<竜童組>創世記』、『先端・論』、そしてこの本になります。
足立和浩『笑いのレクチュール』青土社は装幀が凝っていて面白い。こうした見た目重視の凝った本はやはり1980年代の本ですね。あの頃、ずっとこの景気が続くと思っていました。
小池龍之介『考えない練習』小学館は帯の誘惑に負けました。「クチコミでベストセラー 20万部突破!」。家に帰り、本の中身のチェックをすると、なんと1カ所だけ2センチの線引きあり? 見過ごしました。読後廃棄の予定。
安藤忠雄『建築を語る』東京大学出版会は東京大学での講義内容が本になりました。発売2ヶ月で8刷。テキスト以外にも売れているのでは。どんな授業だったのでしょうか。