再び、由良君美『みみずく偏書記』

空犬さんが「空犬通信」で、5/17「買った本、読んだ本、気になる本・本屋さんを紹介するサイトです。みみずく、宇宙就職、吉祥寺……最近買った本、そしてオリオンノルテで驚愕のフェア」について書いています。

そのなかで、今月のちくま文庫由良君美さんの文庫に触れて記事は我が意を得たりでした。

『みみずく』は親本刊行から約30年を経ての文庫化。学生時代に青土社の親本を読んでいますが、一読驚愕、『古本市』や『英学塾』、『椿説泰西浪漫派文学談義』など、由良本に次々手を出したのをなつかしく思い出しました。由良さんの本をこれから読む方にはいい入り口になりそう。初めての方はぜひ、四方田犬彦さん『先生とわたし』(新潮文庫)と併読を。

空犬さんが言われるように、これから由良さんの本を読む人のための、いい入口ができました。入口だけでなく、入手しにくい由良さんの本をぜひ文庫化してもらいたい。やはり、ちくま文庫でしょうか。

また、空犬さんは四方田犬彦さん『先生とわたし』(新潮文庫)と併読を薦めています。これも同感です。

みみずく偏書記 (ちくま文庫)        先生とわたし (新潮文庫)