「整腸亭日乗」を読んで

「整腸亭日常」はすでにhatenaのアンテナに登録してあり、更新時には読んでいますが、とりわけ「2012-05-08 連休の読書から、覚書」は充実した内容で、本好きはこのくらい読まねばと思いました。

こういう記事が刺激的というのでしょうか。この記事を読み、何冊か読んでみようと思いました。そうした訴求がないと、ブログの記事を読んでいても、面白くありません。

例えば。

川本三郎著『白秋望景』(新書館,2012)を取り上げ、「この、荷風林芙美子北原白秋の評伝は、川本氏の評伝三部作と言ってもいいだろ」と言っています。


荷風と東京―『断腸亭日乗』私註      林芙美子の昭和      白秋望景


また。

「2012年本屋大賞を受賞した三浦しをん著『舟を編む』(光文社,2011)は、辞書の編纂をテーマとする「職業小説」であり、10数年を作品の中で描ききっている傑作であった」と書きます。

GW、読む人はこういう本をしっかりと読んでいます。このくらいの質と量の本を読まないと、本好きとは言えません。

[追記1]
ブログめぐりをしていると、こうしたGW中の読書についての記事が気になります。5/7の「空犬通信」で、「書店あるある、BABEL、青木まりこ現象……最近読んだ「本の本」たち」を見つけました。これもまた揺さぶられます。

[追記2]
「黌門客」の「2012-05-08 購書メモ(抄録)」も刺激的でした。ご覧下さい。

[追記3]
「晩鮭亭日常」の「 2012-05-08 June bright。」 これもまた。