今日はなぜか「寺田寅彦」
朝ツイートを読んでいて、気になった人名がありました。それは「寺田寅彦」さんです。何かを読んでいて、ピンとくる言葉があります。そのキーワードは何かを暗示しています。それを解き明かしたいために、人は本を読みます。
「寺田寅彦」、今日のキーワードです。その出所が二つあります。
一つはツイートからのリンク。「ケペル先生のブログ」から4/30の「寺田寅彦と珈琲」を読みました。そこでは寺田寅彦のコーヒー哲学が語られていました。
「物理学者となり、東大の研究所で働くようになってからも、壁には「好きなもの イチゴ 珈琲 花美人、懐手して宇宙見物」とローマ字で貼っていた」。
もうひとつは、朝日新聞の4/29の「天声人語」から。記事はソメイヨシノを取り上げて、牧野富太郎の花への想い、さらに寺田寅彦の言葉を紹介していました。
「科学者になるには自然を恋人としなければならない。自然はやはりその恋人にのみ真心を打ち明けるものである」。
この二つの記事から、また寺田寅彦随筆集を読んでみたくなりました。あの岩波文庫の随筆集を全5巻読んだのはいつでしたか。科学者にして随筆家である寺田さんのエッセイにやられました!
まだその随筆集はまだ本棚にあります。私の好きなエッセイストのひとりです。一気に全巻とはいきませんが、少しずつまた読みたいと思います。一気呵成にではなく、熟読玩味して。