気になる4月の新刊

4月になったら、もう下旬。あわただしく新年度が、新学期がスタートしました。そしてあっと言う間に時が過ぎて・・・。もうGWが間近です。その前に、気になる4月の新刊が2冊発売になります。

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4月23日刊
池内紀恩地孝四郎 一つの伝記』
日本の近現代美術シーンに鮮やかな軌跡を残した、抽象版画家、装幀家の評伝。図版を多数収録し、時代と表現の相克に迫る力作。(幻戯書房 予価6090円)

4月27日刊
鴻巣友季子 『熟成する物語たち』
読んだ本は、読者の中で育ち続ける。ゆっくりと熟成していくワインのように。人気翻訳家による、文学とワインをめぐるエッセイ集。(新潮社 予価1995円)

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前者はすでにブログで取り上げたという記憶ですがが、ノーマーク?でした。幻戯書房がやってくれました。筆者、テーマ、コメント等からいい本だろうと思うのですが、予価がなんと6090円。

あの都築響一さんの『東京右半分』6300円(筑摩書房)でもいまだ躊躇しています。どんな商品であれ、いいものはそれに見合った値付けです。本も同じですが、何ともいい値段です。ともにほしいのですが・・・困った!とは本音です。

後者はすでにブログでも紹介しています。今回のこの本はコメントを読む限り、「文学とワインをめぐるエッセイ集」とのこと。ということは『カーヴの隅の本棚』に続く新刊なのでしょうか。

それから、GW明け、次の本が発売されます。これは有無も言わず買いです。待望の1冊です。忘れないためにメモしておきます。

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5月9日刊
由良君美 『みみずく偏書記』
才気煥発で博識、愛書家で古今東西の書物に通じた著者が、書狼に徹し書物を漁りながら、読書の醍醐味を多面的に物語る。解説・富山太佳夫
ちくま文庫 予価1260円)

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恩地孝四郎―一つの伝記        熟成する物語たち

左:池内紀恩地孝四郎 一つの伝記』 右:鴻巣友季子 『熟成する物語たち』