菅原一剛『写真がもっと好きになる。』

今日午後図書館から予約本が届いたとの連絡があり、この寒い中を取りに行きました。図書館に着くと、いつものように新刊コーナーへ。

そこで、菅原一剛さんの『写真がもっと好きになる。写真を観る編。』を発見しました。端正な装幀から、みすず書房の本とばかり思っていましたが、ソフトバンク クリエイエィブの本でした。

この本は本文と写真がバランス良く並んで、見やすい、そして読みやすい。著者の本は初めてなので、第1章を読み始めました。第1章はロバート・キャパについて。例えば、次のような表現に、菅原さんの眼の確かさを感じました。

このロバート・キャパのように
心のあたたかさや広さ
のびのびとした自意識だったり、
人間的な魅力だったり、やさしさだったりと、
どうやら、その人のすべてが写るのですね。
そして、もしかしたら、そういった人間性こそが、
写真にとって、最高の技術なのかもしれません。p016

いまこれらの予約本*1はさておき菅原さんのこの本を読み始めています。第2章はアンリ・カルティエ=ブレッソン ・・・・・ 。第3章 ダイアン・アーバス。著者は言います。「これ程真っ直ぐな写真って、あるだろうか」。

左:菅原一剛『写真がもっと好きになる。 』
右:菅原一剛『写真がもっと好きになる。 写真を観る編。』
  左右ともに、ソフトバンク クリエイエィブ

写真がもっと好きになる。 菅原一剛の写真ワークショップ。         写真がもっと好きになる。 写真を観る編。 菅原一剛の写真ワークショップ。


*1:苅部直安部公房の都市』講談社
   原克『白物家電の神話−モダンライフの表象文化論青土社