パランスのいい読書

今朝新聞を読んでいて、「バランスのいい読書」とはこういう本を読むことだろうと思いました。それは朝日の本紙に掲載されていた記事ではなく、土曜版の「be」に掲載されていた「再読 こんな時 こんな本」の記事。

この記事は八重洲ブックセンター八重洲本店の宮崎穣さんに聞いてまとめたもので、「写真論」の本を紹介されていました。

「論」といえば難しく、取り付く島もないのかと思っていましたが、そうではないのです。この「写真論」の本を読むことで、しっかりと写真の世界への第一歩が踏み出せます。

そのための本の選択が抜群なのです。「バランスのいい読書」にふさわしいのです。さりげなく、この4冊を提案されると、二言もなく、納得してしまいます。

書店自体が厳しい現状の中で、書店員の方々は確かにプロなのですが、さすがプロと言われるよう頑張ってもらいたい。そうしたスタッフが本と人との素晴らしい出会いを演出します。


荒木経惟 実をいうと私は、写真を信じています (人生のエッセイ)          ちょっとピンぼけ 新版
 
 
 写真を愉しむ (岩波新書)          写真論