出久根達郎さんの「独学のすすめ」

出久根達郎『残りのひとくち』(中央公論社)「独学のすすめ」より

古本屋と図書館。この二つだけあれば十分、とは司馬遼太郎氏の言葉である。
独学できる、ということであろう。要するに、本さえあれば、学校に通わなくとも勉強は可能ということだ。p80

まさに! 新刊書店でなく、古本屋というのもいい。そして、本による独学もいい。言うは易し行うは難し、ではありますが、決してやれないことではありません。インターネットという便利なツールもあり、環境は十分整っています。

出久根さんはさらに細目を記しています。

1.辞書を読む
2.本を読む ・・・・・ 気に入ったフレーズは抜き書きする
3.日記をつける
4.新聞を読む ・・・・・ 新聞広告も丹念に見る(時代に取り残されないため)
5.日本古来の芸能(歌舞伎や落語など)に親しむ

いまさらながら、しっかり勉強をしておけばよかったと後悔しています。いまからでも遅くありません。学ぶ意志さえあれば、古本屋と図書館で独学ができます。私の大学はこんなところにもあるのです。

残りのひとくち