気になる10月の新刊
今日ブログめぐりをして10月の新刊で気になる本がありましたので、メモしておきます。
- 久世光彦 『歳月なんてものは 久世光彦エッセイ集』 幻戯書房 10/- 2,625円
- 原研哉 『日本のデザイン 美意識がつくる未来』 岩波新書 10/20 840円
- 松岡正剛 『法然の編集力』 NHK出版 10/28 1,785円
久世さんのエッセイ集は単行本に入っていないエッセイを集めたものか? 幻戯書房のHPを見ると、「数十枚のワープロ用FDに眠っていたエッセイより、42篇を精選。」と書いてありました。
原さんの新書は前にブログ記事で書いていますが、岩波書店のPR誌『図書』に掲載されたものだと思います。毎月『図書』を手にすると、必ず読んでいたエッセイ。それをまとめて再読できます。
このところデザイン関係の本が出版されています。この原研哉さんの本もそうですが、柏木博さんも9月に『デザインの教科書』(講談社新書)を出しました。それから既に出版されている内田繁『戦後日本デザイン史』(みすず書房)もあります。
内田さんの本をブラウジングしていますが、日本デザインの戦後史としては十分厚く、その厚さに見合った内容になっています。いままでこうした本があったでしょうか。初めてのという意味では特記に値する本でしょう。
最後に、松岡正剛さんの『法然の編集力』ですが、という内容だそうです。
編集工学者セイゴオ、日本仏教の革新者に迫る
2011年、没後800年を迎えた浄土宗の祖・法然上人。念仏さえ称えれば、誰でも往生できる。彼が残した専修念仏の教えは、いま・ここで悩む平民のための「救い」の仏教として広く信仰を集めた。日本仏教の革命ともいえる法然の〈選択=編集〉は、いかに成し得たのか。博覧強記で知られる著者が迫る。